フィッシング詐欺に遭遇したかもしれない

 先月契約したiPhone17にSMSが来た。払っているはずだが、まあ確認するかと思ってリンクをクリックしてしまった。(絶対にやっていはいけないやつ)(さすがに2個目と3個目のリンクは踏んでいない。このような場合は慌てずに一度このメッセージを閉じて、正規のペイペイアプリやソフトバンクショップで問い合わせるのが正解。)

”qr”で始まるリンクをクリックすると、一度ペイペイアプリが起動してから何度か画面が切り替わって次の画面が最後に表示された。この画面はスクリーンショットで撮れなかった(怪しすぎ)のでPixel9Proで撮った。

 「68,594円を送る」をクリックするとペイペイアプリに飛んだように見えたが真偽は不明。で、いろいろ入力し「本人確認」を実行したときにマイナンバーカードを読み取らせて暗証番号(長い方)を入力してしまった。そのあとはアプリ(っぽい)がエラーとなった。結果として振り込みはできなかった。

 ここからが本題だ。結局入金できなかったのでソフトバンクショップへ行ってまず未払いがあるかどうかを調べてもらった。未払いの請求はないとのこと。この時点で上記が架空請求であることが確定。いろいろ調べてもらうために「ソフトバンクショップ店員が客の端末(iPhone)を操作する権限を一次的に委譲すること」を承諾する書類へ署名したのちにいろいろ確認してもらったら、ペイペイアプリの動作がおかしいとのことだった。

 ソフトバンクショップでマイナンバーカードのことを言ったらまずは「ペイペイカード会社」へ電話するように言われた。ソフトバンク系列だけれども会社が違うからとのこと。教えてもらった電話番号にかけてこれまでの経緯を説明した。結論は、「被害なし。うちではこれ以上何もできないので、ペイペイアプリの会社に電話してください。」だった。再度ソフトバンクショップの人にペイペイアプリの会社の電話番号を教えてもらって電話した。ちなみにずっとソフトバンクショップにいながらの作業である。

 電話したら出た相手(ペイペイアプリについての問い合わせ先)はアップルストアだった。これまでの経緯をまた説明した結果は、「フィッシング詐欺対策の部署へ電話してください。」だった。これまで3回も同じ説明をしてペイペイカードとアップルストアは電話を録音しているのにまた回されるのかと思い思わず「今の会話を録音されているでしょうし、内容もメモされていますよね。あなたからその部署へ報告してください。」と、お願いしてみた。結局このお願いは聞き入れられたようだ。

 ここまでのソフトバンクショップ滞在時間は2時間強。よく考えてみればソフトバンクショップもペイペイカード会社もアップルストアも私も、だれも悪くない。しかし、このような架空請求をされたのはドコモからMNPで乗り換えた先のソフトバンクのiPhoneだし、無関係ではないはずだ。これから私がとるべき行動を各社に聞いていたがその回答は同じだった。「マイナンバーカードについては区役所へ、フィッシング詐欺については警察へ相談してください。」と。

 私はまじめだし後で何かあったら嫌なのでその指示に従うことにした。

 まずは区役所。受付に相談して順番カードをもらって待つこと15分くらい。番号で呼ばれてブースへ行き、マイナンバーカードのデータと暗証番号が盗まれているかもしれないことを相談した。結論は、「マイナンバーカードの読み取れる情報(本人確認)が、住所氏名生年月日性別だけ」とのことであり、またカードを読み取るたびにカードのスキャンと暗証番号入力が必要なため、今問題が無ければ将来何らかの問題が発生することは考えにくいとのこと。よって暗証番号変更だけを行った。マイナンバー自体(カードではなく番号そのもの)の再発行は面倒すぎるのでやめた。

 次に警察署。区役所と家の間の経路にあった警察署に「ごめんください。」と言いながらドアを開けて入った。防弾チョッキを着ているように見えて警戒杖(けいかいじょう)を持ったイカツイ警官(後で聞いたら刑事さんとのこと)が鋭い眼光で私に問いかける。「何か御用でしょうか。」

 私はこれまでの経緯をこのイカツイ警官に話した。実害が無い場合は追い返されるのでは予想していた通り、その警官は私に言った。「僕もねぇ、そんなメールとかSMSはしょっちゅう受け取ってるよ。いちいち気にしなくてもいいんじゃない? 実害無いんでしょ?」(なぜかタメぐち) ここであきらめては今日一日の苦労が水の泡となると考えて、私は粘った。「個人情報を盗まれている可能性が極めて高いのです。お金じゃなくて。また、私だけではなく多くの人が被害にあうことが予見されるのに放置されるんですか? せめて受け付けして記録に残してください。」と。すると警官は腕時計をチラ見してから近くの電話機でどこかへ内線をかけた。そして私に向かって「そこに座って待っててください。」とだけ言い残して、休憩に行ったようだ。完全防備服装の別の警官に警戒杖は渡された。

 30分くらい経っただろうか。かわいい女性(警官)が私のもとへきて「フィッシング詐欺の相談の方ですね。」と、私に警察手帳をサッと示して声をかけてきた。一瞬しか見えなかったので私は「警察手帳の表面って液晶なんですか?」と言ってみて再度の提示を促した。「液晶じゃないですよ。」と言って今度はじっくりと示してくれた。警察手帳を入れているケースの透明部分が平滑なだけだった。これまでの経緯をまた説明したのだがここでは苦ではなかった。彼女は私の証言をメモったうえで、「情報ご提供ありがとうございました。警察内で共有して事件になったら捜査に役立てます。」と、言ってくれた。

 彼女の左手薬指には指輪がはまっていた。

 

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